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古いホームページを放置する3つのリスクと直しどき
公開: 2026-07-04 ・ 約8分
「何年も前に業者さんに作ってもらったきり、ホームページはほったらかし」——忙しさにまぎれて、そんな状態になっていませんか。動いているし、問い合わせもたまに来るから、急いで直す理由がない。そう思う気持ちはよく分かります。
ただ、古いホームページを放置することには、目に見えにくい3つのリスクがあります。①信頼の損失 ②セキュリティ ③情報の誤りです。この記事では、その3つを煽らず事実で確認したうえで、「そろそろ直しどき」を見分けるセルフチェックと、全部作り直さなくても直せるという正直な考え方までまとめます。
古いホームページを放置する3つのリスク
まず全体像を一覧にします。どれも「今すぐ壊れる」種類の話ではありませんが、じわじわと機会を損なうものです。
| リスク | 何が起きるか | 影響の出方 |
|---|---|---|
| ① 信頼の損失 | 古い見た目・スマホ非対応・古い年号が「ちゃんとしていない会社」の印象を与える | 来店・問い合わせの機会を静かに逃す |
| ② セキュリティ | 更新の止まった放置サイトが攻撃の的になる | 改ざん・乗っ取り。復旧に数万円〜 |
| ③ 情報の誤り | 営業時間・料金・電話番号が古いまま | 実害(来店客が困る・クレーム) |
ひとつずつ見ていきます。
リスク① 信頼の損失 — 古さは「静かに」効く
いちばん見過ごされやすいのが、これです。サイトが古いこと自体で怒られはしません。ただ、見た人の中で静かに評価が下がっていきます。
古い見た目の印象。 2010年代によくあった「紺色のベタ塗りヘッダーに小さな文字」のようなデザインは、見る人に「この会社、動いているのかな」という無意識の疑問を残します。特に初めて取引を検討する相手は、会社の実力を測る手がかりが少ないぶん、ホームページの印象で判断しがちです。
スマホで崩れる。 いまや会社名で検索する人の多くはスマートフォンを使います。そのとき文字が小さすぎたり、表が画面からはみ出したりすると、それだけで「見るのをやめる」理由になります。しかもこれは印象だけの問題ではありません。Googleは検索順位をスマホ版の作りを基準に評価しており、スマホ対応していないサイトは検索で見つけてもらいにくくなる、と各社が指摘しています(出典: エックスサーバー、発注ラウンジ)。つまり、見た目の古さが集客の入り口そのものを狭めているおそれがあります。
フッターの年号が古いまま。 ページの下にある「© 2019」のような表記が何年も止まっていると、「更新が止まったサイト」という印象を与えます。ある制作会社は、古い年号が事業継続への不安につながり、取引先の候補リストから外される要因にもなりうると指摘しています(出典: ベイクロス)。「フッターの数字すら直っていない」という細部が、思っている以上に見られています。
これらは「クレームが来る」たぐいの問題ではないぶん、放置されやすく、気づかないうちに機会を逃しているのがやっかいなところです。
リスク② セキュリティ — 放置サイトほど狙われる
「うちのような小さな会社のサイトが狙われるはずがない」——これは、いちばん直したい思い込みです。事実は逆で、更新が止まった放置サイトこそ狙われやすいことが、数字で分かっています。恐怖を煽るためではなく、事実として確認しておきます。
WordPressで作られたサイトは世界のサイトの約4分の1を占め、使われている数が多いぶん攻撃の対象になりやすいと言われます。攻撃の傾向は、かつてのパスワード総当たりから、古いプラグイン(拡張機能)の穴を突く攻撃へと移っています。実際、2024年の1年間に登録されたWordPress関連の脆弱性は8,223件で、その96%はプラグイン起因でした(出典: Defiant社 Wordfence、Web担当者Forum経由)。攻撃の量も多く、2025年4〜6月の3か月間で攻撃ログは5億件を超えたという報告もあります(サイバーセキュリティクラウド社、同記事)。
そして専門家は、担当者の引き継ぎ不備などで誰も更新していない「放置サイト」が格好の的になると指摘します(プライム・ストラテジー 吉政忠志氏、Web担当者Forum)。大企業ですら把握しきれず放置されたサイトが狙われるのですから、専任の担当者がいない中小企業のサイトは、なおのこと放置状態になりやすいと言えます。
怖いのは、改ざんされてもすぐには気づかないことです。サイトが真っ白になるとは限らず、むしろ訪問者を危険なサイトへ飛ばす・偽のフォームで個人情報を盗む・スパムの踏み台にする、といった気づきにくい悪用が主流です。これは「自社が困る」だけでなく、訪問者や取引先に迷惑をかける加害者にされてしまうという点で重い問題です。
対策そのものは、実はお金をかけなくても基本は固められます。本体とプラグインを最新に保ち、不要なものを削除し、バックアップを設定する——この基本だけで守りの土台はできます。放置しない、というただ一点が最大のセキュリティ対策なのです。費用面の詳しい話はホームページのセキュリティ対策にかかる費用にまとめています。
リスク③ 情報の誤り — いちばん直接的な実害
3つ目は地味ですが、最も直接的に損をするリスクです。サイトに載っている情報が、今の実態と違っているというものです。
- 営業時間が変わったのに、古いままになっている
- 定休日・臨時休業がサイトに反映されていない
- 料金やメニューが改定前の価格のまま
- 電話番号・住所・担当者が変わったのに直していない
これらは印象の問題ではなく、実害です。古い営業時間を信じて来店したお客様が「閉まっていた」と困る。古い料金を見て問い合わせた人が、実際の価格を聞いて不信感を持つ。せっかくホームページを見て動いてくれた人ほど、間違った情報でがっかりさせてしまいます。
しかも、こうした情報こそ検索でよく見られる部分です。「◯◯(店名) 営業時間」と調べる人は、まさに今行こうとしている見込み客です。そこで誤った情報を出しているのは、いちばん惜しい機会損失と言えます。
「直しどき」を見分けるセルフチェック
では、自分のサイトは直すべき状態なのか。次のチェックリストで確かめてみてください。3つ以上あてはまるなら、そろそろ直しどきです。
- スマホで開くと、文字が小さい・表や画像が画面からはみ出す
- 5年以上、デザインに手を入れていない
- フッターの年号(© ◯◯◯◯)が2〜3年以上前のまま
- 営業時間・料金・電話番号など、今と違う情報が残っている
- お知らせ・ブログの最終更新が1年以上前
- WordPressやプラグインを、最後にいつ更新したか思い出せない
- 同業他社のサイトと並べると、明らかに見劣りする
とくに、上4つ(スマホ崩れ・5年以上放置・古い年号・古い情報)はどれか1つでも当てはまれば、優先度が高いと考えてよいです。1〜3番は見た人の信頼に、6番はセキュリティに、4〜5番は実害に、それぞれ直結します。
全部を作り直す必要はありません
ここまで読んで「じゃあ全面リニューアルしないと」と身構えたかもしれません。でも、多くの場合、全部を作り直す必要はありません。ここは正直にお伝えしたいところです。
たとえば、こんな直し方で足りることがよくあります。
- フッターの年号を直す・情報を最新に更新する → 文字の修正なので、外注でも1件5,000円〜1万円が目安(出典: ホームページの修正を外注するといくら?)
- スマホで崩れる箇所だけを直す → はみ出す表やレイアウトの修正は2万〜5万円が目安
- 見た目だけ今風にする → 文章・写真・構成はそのままで、デザインの層だけを新しくする
つまり、リスクの多くは部分的な修正で解消できます。「サイトが古い=全部作り直し=数十万円」と思い込んで何年も放置してしまうのが、いちばんもったいないパターンです。まずは「どこが問題で、そこだけ直すといくらか」を切り分けるところから始めるのが現実的です。単発の修正の相場はホームページの修正を外注するといくら?にまとめています。
もちろん、見た目が全体的に古く、全ページを一度に新しくしたい場合は、リニューアルという選択もあります。その費用相場はホームページリニューアルの費用相場 — 会社の規模別を参考にしてください。
AIで直すという選択肢(Revibe)
もうひとつ、2026年に加わった新しい選択肢が、AIにサイトの修正やリニューアルを任せる方法です。
私たちが開発している「Revibe(リバイブ)」は、今あるWordPressサイトをAIと会話するだけで直せるサービスです。実際に、2010年代の見た目の会社サイト(全8ページ)を2026年らしいモダンなデザインに刷新し、スマホ崩れも同時に解消する作業を、AIが約20分・費用の目安として数万円で行いました(2026年7月・当社検証環境での実測)。この検証の詳しい様子は実録: 20年前の見た目のホームページをAIでリニューアルしたら20分だったでご覧いただけます。作業は複製したサイトの上で行い、見比べてから本番に反映する仕組みなので、放置サイトを直すときの「壊れないか」という不安にも設計で答えています。なお、Revibeは現在準備中のサービスです。
よくある質問
古くても問い合わせは来ています。それでも直すべきですか?
来ている問い合わせは「それでも連絡してくれた人」で、古さを理由に去った人は数字に出てきません。特にスマホで崩れる・年号が古いといった点は、見た人の中で静かに評価を下げます。まずは営業時間や年号など「情報の誤り」から直すと、少ない費用で確実な効果が見込めます。
更新していないだけで、本当に攻撃されるのですか?
「必ず攻撃される」わけではありませんが、放置サイトが狙われやすいのは事実です。2024年の脆弱性の96%はプラグイン起因で、更新を止めた古いプラグインの穴が突かれます。逆に言えば、本体とプラグインを最新に保つだけで、リスクは大きく下げられます。
スマホ対応していないと、検索でも不利になりますか?
はい。Googleは検索順位をスマホ版の作りを基準に評価しているため、スマホで崩れるサイトは検索で見つけてもらいにくくなる、と各社が指摘しています。集客の入り口そのものに関わる部分です。
どこから直せばいいか分かりません。
優先順位をつけるなら、①情報の誤り(営業時間・料金・年号)→ ②スマホ崩れ → ③見た目全体の順がおすすめです。①は費用が小さく実害を止められ、②は集客の入り口に効きます。全部を一度にやる必要はありません。
全面リニューアルとどちらがいいですか?
古い箇所が一部なら部分修正で十分です。全ページの見た目が古く、まとめて新しくしたい場合はリニューアルが向きます。判断の目安は「直したい箇所が数か所か、サイト全体か」です。費用は修正とリニューアルの記事で比べてみてください。
まとめ
- 古いホームページの放置には①信頼の損失 ②セキュリティ ③情報の誤りという3つのリスクがある
- 信頼の損失は「静かに」効く(スマホ崩れは検索順位にも影響)。セキュリティは放置サイトほど狙われる(脆弱性の96%はプラグイン起因)。情報の誤りは最も直接的な実害
- 直しどきの目安は、スマホで崩れる・5年以上放置・年号が古い・情報が古いのうち1つでも当てはまるか
- ただし全部を作り直す必要はない。情報の更新やスマホ崩れの修正など、部分修正で足りることが多い
自分のサイトはどのリスクが当てはまり、どこから直せばいくらなのか——まずは無料診断で、現状の「もったいないポイント」から確かめてみてください。
※本記事のセキュリティに関する数字は各調査(2024〜2025年)の公表値、費用の相場は当社調査(2026年7月時点の公開情報)および当社検証環境での実測にもとづく一般的な目安です。実際の状況や費用は、サイトの状態や依頼内容によって変わります。個別の結果を保証するものではありません。
この記事の運営: Revibe(リバイブ)— 今あるWordPressサイトをAIと会話しながら直せるサービス。 記事の相場データは公開情報の調査にもとづきます。