ホーム / コラム / WordPress保守費用の相場と内訳 — 何にいくら払っている?
WordPress保守費用の相場と内訳 — 何にいくら払っている?
公開: 2026-07-04 ・ 約8分
「毎月WordPressの保守料を払っているけれど、これって何にいくら払っているんだろう」——そう感じたことはありませんか。派手な成果物が届くわけでもなく、明細を見ても内訳がよく分からない。結論から言うと、中小企業の公式サイトなら月1万〜3万円が中心の価格帯で、その中身は「更新代行・バックアップ・監視・セキュリティ・軽微な修正」のまとめ売りです。
この記事では、保守費用を月額プラン別に一覧にし、何にいくら払っているのか、そして多くの方が気にする「保守に含まれる修正は、どこまでやってもらえるのか」を、出典つきで正直に整理します。
WordPress保守費用の相場(早見表)
まず、月額プラン別の相場と主な中身を一覧にします。金額はいずれも一般的な目安で、依頼先やサイトの規模によって変わります。
| 月額の目安 | 主な内容 | 軽微な修正の目安 | 向いているサイト |
|---|---|---|---|
| 3,000〜10,000円 | 更新代行・簡易バックアップ | ほぼなし〜月数回・小さい範囲 | 個人ブログ・小規模店舗 |
| 10,000〜30,000円 | 更新・バックアップ・監視・セキュリティ・軽微な修正 | 月2〜3回・文字や画像の差し替え程度 | 中小企業の公式サイト |
| 30,000〜50,000円 | 上記+監視強化・不具合対応・技術相談・月次レポート | やや広め(会社による) | 集客・採用サイト、予約や問い合わせ機能つき |
| 50,000円以上 | 24時間監視・高度なセキュリティ・緊急対応・改善提案 | 個別対応 | ECサイト・会員サイト・大規模サイト |
相場そのものは月3,000円から5万円以上までと幅広いのですが、中小企業の公式サイトが実際に選ぶのは月1万〜3万円の帯です。複数の保守会社が「この価格帯が最も選ばれる」「中小企業サイト向け」と一致して案内しています(出典)。大手の制作会社に頼むと、同じような内容でも月5万〜10万円になることもあります(出典)。
保守の内訳 — 何にいくら払っているのか
保守料は、一つの大きな作業に払っているのではなく、複数の地味な作業のまとめ売りです。単体で外注すると割高になったり、そもそも自分では気づけなかったりするものを、月額でまとめて面倒を見てもらう仕組みだと考えると分かりやすくなります。
| 保守の項目 | 何をするか |
|---|---|
| 更新代行(アップデート) | WordPress本体・テーマ・プラグインを新しくして、動作を確認する |
| 定期バックアップ | サイトのデータを定期的に(日次や週次で)控えておく |
| 死活監視 | サイトが落ちていないか・改ざんされていないかを見張る |
| セキュリティ対策 | 不正ログイン対策、ファイアウォール、改ざん検知など |
| 軽微な修正対応 | 文字の直し・画像の差し替えなど(範囲は後述) |
| 月次レポート・技術相談 | 稼働状況の報告や、運用の相談に乗ってもらう |
出典: WordPress保守の対応範囲と料金相場(WP KEEPER)、サイト規模別の料金目安(DigitalCube)
実際のプランで見ると、たとえば月22,000円のプランに「本体・プラグイン更新+死活監視+定期バックアップ+ファイアウォール」、月33,000円のプランに「脆弱性対策+バックアップの取得と復元+検証環境での安全なアップデート+月1回レポート」といった内容が入っています(出典)。
つまり保守料の大部分は、トラブルを未然に防ぐための、目立たない継続作業に払っているのです。何も起きていないと「払い損」に見えますが、この予防をやめた瞬間にリスクが立ち上がります(その話は後述します)。
保守に含まれる「軽微な修正」はどこまで?
ここが、多くの方がいちばん知りたいところだと思います。保守プランの多くは「軽微な修正は月額の範囲内で対応します」とうたっていますが、その線引きは会社ごとに大きく違い、たいてい回数や範囲に上限があります。
含まれることが多い修正
- 文字(文章)の修正・差し替え
- 画像の差し替え
- お知らせ・ニュースなど、既存ページの更新
- 簡単な設定変更
ただし「無制限」ではありません。多くのプランは月2〜3回までといった回数の上限を設けています。たとえば月1万円のあるプランは「月3回まで更新」、別の格安プランは「お知らせ更新と文字・画像の差し替えは回数制限なし(ただし軽微なものに限る)」など、会社によって扱いが分かれます(出典)。
含まれないことが多い作業(=別料金)
一方で、次のような作業は「軽微な修正」の枠からはみ出し、単発の修正費として別料金になるのが一般的です。
- 新しいページの追加、複数ページにまたがる修正
- デザインの変更、レイアウトの作り直し
- スマホでの表示崩れの修正など、仕組みに手を入れる修正
- アップデート後に起きた不具合の修正、バックアップからの復元作業
- マルウェア感染・改ざんが起きた後の復旧(予防は保守、復旧は別)
まとめると、**保守に含まれる修正は「文字直し・画像差し替え・既存ページの更新まで、月に数回・小さい範囲」**が一つの目安です。それを超える修正や、新規ページ・デザイン変更・トラブルの復旧は、保守とは別に費用がかかります。
この「別料金になる単発の修正」がいくらかかるのかは、ホームページの修正を外注するといくら?で、文字直しからスマホ対応まで規模別にまとめています。あわせて読むと、保守の範囲内で頼むべきか・別で頼むべきかの判断がつきやすくなります。
保守を頼まないと、何が困るのか
「地味な作業ばかりなら、いっそ払うのをやめても?」と思うかもしれません。ここは正直にお伝えします。更新・バックアップ・監視を止めると、次のようなことが起こりえます。
- ハッキングや改ざんの被害 — WordPressは世界で最も使われている分、狙われやすく、放置した古いプラグインの穴を突かれます
- サイトが真っ白になる/エラーが出る — 本体やプラグインの更新を長く放置すると、ある日突然かみ合わなくなって表示できなくなります
- レイアウトの崩れ — 更新のタイミングで見た目が崩れることがあります
- データの消失 — バックアップがないまま何かが起きると、元に戻せません
これらの多くは、まさに保守の「更新・バックアップ・監視」で防いでいるものです。だから保守料は、派手さはないけれど払う価値のある固定費と考えるのが妥当です。長く更新していないサイトのリスクは、WordPressを何年も更新していないとどうなる?方面の話とも重なります。
保守費用を見直すには
相場を踏まえたうえで、払いすぎを防ぐ現実的なコツを紹介します。
1. 自分のプランの「軽微な修正」の範囲を確認する。 月に何回まで、どこまでの修正が含まれるのかを一度確かめましょう。使い切れていない権利があるかもしれませんし、逆に毎月超過して別料金を払っているなら、プランの見直しどきです。
2. 内容の薄い格安プランに注意する。 同じ月1万円でも、「プラグイン更新は別料金」「障害時の対応は別途3〜5万円」という会社と、それらを含む会社があります(出典)。金額だけでなく、更新・バックアップ・監視・障害対応が含まれるかを必ず見比べてください。
3. 修正が多いなら、頼み方を分けて考える。 保守は「更新・バックアップ・監視」のためのもの。文字直しや画像差し替えのような小さな修正が毎月たくさん出るなら、その部分は別の手段で安く済ませ、保守は予防に専念させる、という分け方もできます。
軽微な修正だけを、都度・少額で頼むという選択肢(Revibe)
2026年現在、その「小さな修正を都度頼む」部分に新しい選択肢が出てきました。AIにサイト修正を任せる方法です。
私たちが開発している「Revibe(リバイブ)」は、今あるWordPressサイトをAIと会話するだけで修正できるサービスです。文字の直しや画像の差し替えのような軽微な修正なら、目安として数分・数百円台で行えます(内容や規模によります。作業の前に必ず確定金額をお見せします)。保守プランの修正枠を超えてしまう方や、都度の単発修正を安く済ませたい方に向いています。AIによる修正の詳しい費用・納期はAIでホームページを修正する時代にまとめています。
ただし正直にお伝えすると、これは保守そのものの置き換えではありません。毎日サイトが落ちていないか見張る死活監視や、定期的にバックアップを取り続ける仕事は、これまでどおり保守サービスの役割として残ります。Revibeが担うのは「今この修正をする」という部分だけです。なお、Revibeは現在準備中のサービスです。
よくある質問
保守費用は必ず払わないといけませんか?
法的な義務はありません。ただし更新・バックアップ・監視を止めると、ハッキングやサイト停止、データ消失のリスクが高まります。社内に詳しい担当者がいれば自社で対応する選択もありますが、その場合も相応の知識と手間が必要です。
月額の保守に、修正はどこまで含まれますか?
一般的には「文字の直し・画像の差し替え・既存ページの更新」までで、月2〜3回といった回数の上限があることが多いです。新しいページの追加やデザイン変更、不具合の復旧は、たいてい別料金になります。ご自身の契約書やプラン説明で範囲を確認するのが確実です。
保守料が高い気がします。相場より高いか、どう見分けますか?
同じ内容でも、大手だと月5万〜10万円、中小の保守サービスだと月1万〜3万円と差が出ます。まず「更新・バックアップ・監視・セキュリティ・障害対応」が含まれているかを確認し、含まれる内容が近いのに大きく高いなら、見積りを取り直して比較する価値があります。
他社が作ったサイトでも保守を頼めますか?
多くの会社が対応しています。ただし初めて引き継ぐサイトは構造の把握が必要なため、**初期調査費(1万〜10万円ほど)**がかかることがあります(出典)。
保守で軽微な修正を頼むのと、単発で修正を外注するのはどちらが安いですか?
修正の頻度によります。毎月コンスタントに小さな修正が出るなら、修正込みの保守プランのほうが割安になりがちです。逆に修正がたまにしか出ないなら、そのつど単発で頼むほうが安いこともあります。単発の修正相場はホームページの修正を外注するといくら?を参考にしてください。
まとめ
- WordPress保守の相場は月3,000円〜5万円以上。中小企業の公式サイトは月1万〜3万円が中心
- 保守料は「更新代行・バックアップ・監視・セキュリティ・軽微な修正」のまとめ売り。大部分はトラブルを防ぐための地味な継続作業に払っている
- 含まれる修正は「文字直し・画像差し替え・既存ページ更新まで、月2〜3回・小さい範囲」が目安。新規ページ・デザイン変更・不具合の復旧は別料金
- 見直すコツは「修正の範囲を確認」「内容の薄い格安プランに注意」「小さな修正は分けて考える」
自分のサイトなら保守に何が必要で、いくらが妥当なのか——まずは無料診断で、あなたのサイトの現状と改善点を確かめてみてください。
※本記事の相場は、当社調査(2026年7月時点の公開情報)にもとづく一般的な目安です。実際の費用・範囲は依頼先やサイトの状態、契約内容によって変わります。個別の見積りを保証するものではありません。
この記事の運営: Revibe(リバイブ)— 今あるWordPressサイトをAIと会話しながら直せるサービス。 記事の相場データは公開情報の調査にもとづきます。